【チューリップ】花が咲かない小さな球根を大きくする方法

2020年5月31日

こんにちは、チューリップの花が大好きな”たか爺”です。

チューリップは、毎年花を咲かせていると球根が段々と小さくなっていきます。
そして小さい球根は花が咲かないことが多いですね。

今日はそんな小さくなったチューリップの球根を、花が咲くような大きな球根にする方法を、実際に試してみて大きな球根を収穫出来たので記事にしてみました。

チューリップ農家では小さい球根を大きくする作業を行っているそうです。

色鮮やかなチューリップの花

球根が小さくなる理由

チューリップは一般的に、花が散って葉っぱが枯れた6月頃に球根を掘り上げますが、この時に掘り上げた球根をよく見ると幾つもの小さい球根になっていることが多いです。

掘り上げた球根(分球して小さくなっている)

チューリップは花が咲いて花びらが散り始めたらすぐにめしべが残らないように花部分を手で摘み取ります。
花を摘むことによって、本来種を作るために使われる養分が球根を太らせる為に使われるようになるので、球根が充実して来年も花を咲かせられるような良い球根になります。
(花を摘むのにハサミなどを使う人もいるようですが、それはウイルス伝染の原因になるので止めた方がよいそうです。)

しかし、球根が分球した場合には幾つかの小さな球根になってしまう。
数は増えるが小さい球根になります。

球根が小さくなるもう一つの理由として、球根を太らせるための養分が足りなかった場合が考えられます。
肥料が足りなかったり、日当たりが悪く光合成が十分に出来なかったからです。
そんな場合には小さい球根しか出来ないでしょう。

この小さい球根は植えても翌年は葉が1枚だけ出て花が咲かないでしょう。
したがって、小さい球根に花を咲かせるには球根を大きくする必要があります。

大きくした球根を植えると翌年には花が咲きますが、花後にまた小さい子供の球根がつく場合が多いです。

小さな球根を大きくする方法

球根を大きくする方法は至って簡単で、普通に球根を植えるのと同じで、肥料を施して小さい球根を普通に植えて葉っぱが枯れた頃に球根を掘り上げるというものです。

晩秋の頃(11月~12月)、小さい球根(15mm~20mmくらい)を、元肥を施して普通に植え付けます。

小さい球根ばかりを植えたプランター、昨年の12月11日

植え付ける時の球根の間隔は球根の直径(20mm)以上とし、元肥はリン酸成分の多いもの(マグアンプK)を与えました。

そして春になると予想通り、小さい球根なので花が咲くことも無く、ほとんどは葉っぱが1枚しか出て来ませんでした。
(44球植えて3本だけ花が咲きました)

殆ど葉っぱばかりのチューリップ、今年4月19日

葉っぱが枯れるまで時々薄めた液肥を与えてしっかり光合成をさせます。
そうすることで球根に養分が蓄えられて大きな球根になり、翌年は花を咲かせることが出来ます。
そして掘り上げた球根は、植える前の球根よりもかなり大きくなっていますが、同時に小さい子供がくっついているものがあります。

次の写真は掘り上げた時のもので、少し堀り上げ時期が早かったような気がします。

もう少し葉っぱが枯れるまで光合成させた方が球根をもっと太らせることが出来たかも。

花が咲いた球根(左)と、葉っぱだけの球根、今年5月25日

左側の3つは花が咲いていた球根で、その右側は葉っぱ1枚しか出なかった球根です。
どちらも子供の球根を除けば、直径30mmくらいから大きいもので40mmくらいありました。
いずれの球根も植える前よりもかなり大きくなっており、翌年には花を咲かせることが出来るでしょう。

子供の球根は球状よりも薄っぺらいものが多いですが、球状のもので直径15mm~20mmくらいでした。
この球根は、再度同じように植えれば大きくすることが可能です。

掘り上げた球根は土を落として乾燥させ、大きさ別や色別に網袋に入れて晩秋まで保存しておきます。

風通しの良い場所で晩秋まで保存中

チューリップ農家では、大きくなった球根は市場に出荷し、小さい子供の球根をまた植えて大きくしているのです。
このサイクルがチューリップ農家の仕事だそうです。

興味のある人は小さい球根も植えてみてください。
肥料を与えて日光を当てることで翌年は花が咲かなくても球根が大きく育ち、翌々年はしっかりと花を咲かせてくれることでしょう。