有機肥料(魚粉など)を使って超甘いスイカを収穫しました。【立体栽培】

2020年5月10日

こんにちは、たか爺です。

毎年、今年こそは甘いスイカを作りたいと思い工夫しながらスイカ栽培をやってきて、なかなか本当に甘いと言えるスイカは出来ていませんでしたが、今年とうとう甘いスイカが収穫できたのでその作り方を記事にしたいと思います。

果実を甘くするには魚粉などの有機肥料を使うのがよいとの情報を得たのでそれを実践し、結果的として甘いスイカを収穫することが出来ました。

既に今年の7月末に投稿した記事、「魚粉を使って省スペースでメロンの空中栽培、たくさん収穫出来て超あまい!」にも書きましたが、わが家の畑は非常に狭い(約10坪)ので、今年は小玉スイカとプリンスメロンを一つの畝で一緒に空中(立体)栽培しました。
当然ですが、一緒に栽培したプリンスメロンも甘かったです。(下の写真)

左側が小玉スイカの空中栽培(右側はメロン)の初期

甘い果実を収穫するには有機肥料(魚粉など)と水管理!

インターネットで甘い果実を作る方法を調べたところ、有機肥料(魚粉など)を使ったら甘くなるという記事を見つけたのでこれを参考にさせて戴きました。
魚粉には良質な天然アミノ酸が含まれており、果実を甘くしてくれるそうです。
魚粉を使うことで果実が甘くなるという情報は、ウチダファーム佐倉様の以下の記事で見つけました。
メロンの栽培方法紹介 ウチダファーム🔗

今まで私は化成肥料をメインに使っていて有機肥料はあまり使っていなかったのですが、今回は有機肥料(特に魚粉、油粕)を使ってみました。

あともう一つ、水の与え方も重要で、木が枯れない程度に出来るだけ最小限に留めるのが良いみたいですがこれは加減が非常に難しいので、同じ畝に植えたメロンの水のやり方に合わせて水を与えることにしました。

では、甘い小玉スイカの苗を植える準備から収穫するまでに私が行った作業の詳細を以下に記します。

植付け準備(土作りと元肥)


植え付け3週間くらい前に、1.5m×1.2mの長方形の地面に、苦土石灰200gと堆肥5リットル、菜種油カス200g、魚粉100gそして熔リン50gを撒いて土と混ぜてよく耕しました。


魚粉には良質な天然アミノ酸が含まれており、果実を甘くしてくれるそうです。今回初めて魚粉を使いました。
着果後にも追肥として与えます。

また油粕について、牛糞の使用では元肥等の使用により土壌のミネラル分を補給し、長期的な観点では甘味に影響を与えるそうですが、短期での効果を期待する場合、より微生物の活動が活発化する油かす肥料の方が大きな効果を期待することができるらしいのでこれも使いました。

参考にした記事「果樹を甘くする有機肥料 油かす肥料」

 

そして植付け10日ほど前に、次の写真のように畝の対角線上に幅20cm、深さ30cmくらいの穴を掘り、ここに完熟堆肥5リットルと8:8:8の化成肥料100gを撒き、底土とよく混ぜて掘り起こした土を戻して穴を埋めました。(後でこの両端にプリンスメロンとスイカの苗を1株ずつ植えます)

 

埋め終わったら均して高さ15cmの畝をたて、これにシルバーマルチを掛けました。

※マルチを使う理由については、こちら「農業用マルチシートの地温上昇効果を実地確認してみました(家庭菜園)」を読んでみてください。

手前右端にはスイカ(奥の左端にはメロン)を植えるので、さらに地温を上げるために手前の半分に、この上から黒マルチを重ねて被せました。

5月2日に、マルチに植え穴を開けてそこにたっぷりの水を入れ、JAで買ってきた紅小玉スイカの接ぎ木苗を植えました。

 

 

そして、風よけと寒さ対策のためにトンネル支柱と透明マルチを使ってビニールテントを被せますが、暖かくなってきたら日中のテント内はかなり暑くなってくるので暑さ対策としてビニールテントの頂上部分に指で穴を開けて熱を逃がします。

 

2週間後(5/17)になるとかなり暖かくなってきたのでテントを取り除きました。
同時に、苗も大きく育ってきていたので、小蔓を4本残して親蔓と第一子つるを摘心しました。

下図のように、親つると第1子つるを摘心し、第2~第5つるの4本を伸ばします。

蔓の整枝・誘引

植付け後1ヶ月(6/9)になると下の写真のようになりました。
写真の左側は紅小玉スイカです。(右側はメロンです)

今回は畝の対角位置にスイカとメロンの苗を植え、上から見て右回りでメロンの蔓を追いかけるようにスイカの蔓をネットに誘引していきます。

子蔓4本をどんどん伸ばしていきます。

スイカは子つるの8~9節ごとに雌花が咲くので、雄花の花びらを取り除いてその花粉を雌花に押し付けて人工受粉させました。
ただし、1番花は空洞果や変形したものになりやすいので着果しても摘果し、2番花以降に咲いた雌花に着果させます。

2~3日すると子房が膨らんでくるので交配の日付を書いた札を付けます。

中には1つの節に2つの雌花が咲いたものもあり、一応両方とも受粉作業を行いました。
受粉後二つとも結実したので、どちらか成長の良い方を残してもう一方を早めに摘果しました。

 

6/14、果実がピンポン玉くらいになったので追肥をします。

 

畝のど真ん中のマルチを切り開いて、また畝の周りはマルチをめくり上げて追肥しました。


与えた肥料は、甘いスイカを期待して魚粉と化成肥料(8:8:8)です。魚粉の施肥量は100gほど(適当)です。
肥料を撒いて土と混ぜ、めくったマルチを元通りに被せました。

そして追肥した場所に水を撒きました。

6月23日の生育状況です。スイカの果実が大きくなってきたので重さで蔓が傷まないように網袋に包んで支柱に吊りました。

 

7月12日の生育状況。この写真ではスイカの果実はあまり見えませんがあと一週間ほどで最初のスイカが収穫出来そうです。

 

甘いスイカの収穫

6月19日、スイカの初収穫です。
受粉後39日経過で、果実の付け根の巻きひげが半分くらい枯れてきたので収穫適期と判断しました。

 

わずかに白い種があり、もう少し日にちをおいて収穫してもよかったかも。
しかし、種が少なく皮が薄い果実で、今までにない甘いスイカでした。

 

1本の子蔓に1個ずつ、1株から合計4個の小玉スイカを収穫しましたがどれもたいへん甘かったです。

甘い小玉スイカが収穫できた理由

今回、1株で4個の果実を収穫し、それらが全て甘かった理由を考察してみました。

果樹の甘みを決定する要因としては、①日照時間、②降雨量(水分量)、③気温、④果樹の生育状況、⑤土壌の構成栄養素などの様々な影響があると言われています。

今回の生育状況を振り返ると次のようにどれも先ほどの条件を満たしていたように思われます。

①天気の良い日が多かったので日照時間が長かった。
②畝全体にマルチをかけ、追肥の時に水分を与えた程度でかなり控えめにした。
③気温の高い日が続いた。
④株がほとんど病気にならなかった。(葉が元気で光合成をしっかりしてくれたから)
⑤魚粉や油粕などの有機肥料を与えたことにより有用な土壌微生物を活性化し、地力が増進し、株が元気に育った。

甘いスイカを収穫する条件として、株が病気にならず天候が良いことが基本ですが、私の過去のスイカ栽培と違う点は有機肥料(魚粉など)を使ったことであり、今回甘いスイカが出来たのは肥料に魚粉を使ったからだろうと思います。

天候はどうにもなりませんが、次回もスイカを作るとしたら、魚粉は少し高いので今回使った有機肥料のうち、油粕だけで甘いスイカが収穫できるかどうか確認してみたいと思います。
安価な油粕だけで甘いスイカが出来たら記事にして投稿したいと思います。


最後までお読みいただき有難うございました。