日々草を挿し木で増やす方法(ガーデニング)

2020年8月14日

こんにちは、ガーデニング好きのたか爺です。

日々草には、赤、白、ピンクなどカラフルな色の花があって綺麗ですよね。
私は一昨年から庭に日々草を植えていますが、昨年晩秋には白い花の種しか回収できませんでした。
今年も色とりどりのたくさんの花を咲かせたいので、赤とピンク色の花のポット苗を1つづつ買ってきて、それを挿し木をして株を増やしました。

日々草の挿し木の仕方を知りたくてネットで検索してみたのですが、あまり詳しく書かれた記事はありませんでした。

今回、試行錯誤しながら自分でやってうまく出来たので、今回実施した「挿し芽の仕方」を備忘録として記事にしました。

※樹木の場合は「挿し木」で、草花の場合は「挿し芽」というそうです。

挿し木(挿し芽)の仕方

買ってきたポット苗の本葉10~14枚程度の時に、葉が6枚くらい付くように脇芽のすぐ上で茎を切って挿し穂を作ります。

    茎を切って挿し穂を作る


一番下の葉は取り除きます。
そして水分の蒸散を防ぐために下方の大きい葉は横半分にカットする。


挿し穂の茎の切り口はカッターナイフなどで斜めに切る。
切り口から水分を吸収するので、切り口の面積が大きいほど発根がしやすくなる。

  茎の先端は斜めにカット

水を入れた容器に差し、数時間~半日ほど水を吸わせる。(水揚げ)


挿し木用土の準備
水はけがよく、清潔で、肥料分がない、赤玉土や鹿沼土、川砂などをポットに入れて予め水を十分に吸わせておき、この用土の真ん中に割りばしなどで穴を開けます。

この穴に挿し穂を挿し、たっぷりと水を与える。

このポットを直射日光の当たらない場所に置き、乾燥させないように1日に数回水を与える。
私はスポイトを使って、6時間おきに挿し芽の茎の付け根に約2ml/回の水を与えた。

挿し芽中のポット(窓際にて)

葉っぱで光合成は行うので明るい場所に置く。
風に当てると乾燥しやすいので風の当たらない室内がよい。

 

挿し芽を始めてから2週間ほどで根の出具合を確認してみた。

長さ1~2cmくらいの根が7~8本出ている状態だったのでポットの土に戻した。

しかし、3週間くらいすると次の写真のようにかなり根が成長してきた。

このように、3週間から1ヶ月くらいして長い根が生えてきたら苗を露地植えするか、プランターに培養土を入れて植え付ける。この時マグアンプKなどの緩効性肥料を土に混ぜ込んでおく。

そして、さらに1ヶ月余りするときれいな花が咲き出しました。1ヶ月に1回ぐらい緩効性肥料をあげると、この花が11月頃まで次々と咲き続けます。


挿し穂を挿してから根がつくまでに3週間~1ヶ月くらいかかりましたが、挿し芽をしている時の気温によって変わってくると思います。今回挿し芽を実施したのは5月~6月で、室温が20~25℃くらいでした。
25℃~30℃くらいが一番良いそうですが、それよりも低温の場合はもっと時間がかかるでしょう。

私が2回目の挿し芽をしたのが8月前半でしたが、室内でも30℃以上になると水分の蒸発が多いせいか、葉っぱが丸まって挿し穂がしおれてくることがあったので、少し涼しいところに移動して水をしっかり与えたら暫くして元気になりました。30℃以上は難しいのかもしれません。

水管理の簡単な方法の検討結果

挿し芽の仕方は以上ですが、上記の方法では根が成長するまで水を切らさないように、水の管理が大変なので、水中に挿し穂を挿しておくだけで根を出させる方法も検討してみた。

挿し穂を時々水を替えたりしながら約1か月間様子をみた。根は全く出ず、切り口が徐々に黒っぽくなって萎れてきて枯れてしまった。この試みは2回室内で行っており、2~3日に1回水を変えたがダメでした。この時の室温は20~28℃であった。

過去に私が実施したマリーゴールドやミニトマトの挿し芽の場合には、挿し穂を水に1週間くらい挿しておくだけで簡単に根が出てくれましたが、日々草の場合は条件が厳しいのかも。

挿し木(挿し芽)の基本

岐阜大学 応用生物科学部 園芸学研究室の福井博一教授の公式個人サイトで、「挿し木の基本」について書かれたページを見つけましたので紹介します。
興味のある方のために、この記事の最下部に福井教授のサイトのURLを貼っておきます。

以下に挿し木(挿し芽)する場合の基本的なことを、上記サイトの記事を簡単に纏めてみました。

水分管理

挿し穂の吸水は、主として切口から行われが茎表面からもわずかに吸収される。

挿し穂の採取直後は、乾燥を防ぐ目的で水に浸漬する。

葉からの水分蒸散は普通に行われるため、挿し木当初は蒸散を制限するために以下の処理を行う。

  • 挿し穂の葉面積が大きい場合には、葉を切除する必要がある。
  • 直射日光には当てない。(日向の蒸散量は日陰の4~20倍となる)
  • 風を当てない。(過度の風は過剰な蒸散を盛んにするため、風を当てない)

養分管理

切口からわずかに養分が吸収され光合成は行われるものの、基本的には茎内に含まれる養分でまかなわれる。挿し木をした直後から発根などの生存維持のために養分の消耗がはじまる。

温度管理

発根能力は25℃までは高まり、それ以上では低下する。

※樹木類は挿し木といい、草花類は挿し芽という。

参考ページ:岐阜大学の福井教授のサイトより

https://www1.gifu-u.ac.jp/~fukui/06-4-03.html

最後までお読みいただき有難うございました。