魚粉を使ったメロンの空中栽培、1株から12個も収穫出来て超あまい!

2020年6月19日

こんにちは、たか爺です。

今日は、初めて魚粉を使ってプリンスメロンを空中栽培し、たくさん収穫したのに大変甘かったのでその作り方を備忘録として記事に残したいと思います。(1苗から12個のメロンを収穫した)

わが家の畑は非常に狭い(約10坪)が、たくさんの種類の夏野菜を育てたいということを考えれば、広い場所を必要とするメロンやスイカ、カボチャなどの蔓ものの野菜はやはり空中栽培に限るということで、今年はプリンスメロンとスイカを一緒の畝で空中栽培しました。
(さらにすぐ隣の場所でカボチャを空中栽培しました。その話はまた別記事で投稿します)
下の写真は左側はスイカで右側がメロンです。

空中栽培の風景(支柱4本で四角のやぐらを組む)

メロンは10年ほど前に一度平面で栽培をしたことがあったのですが、途中で木が病気になり収穫する前に終わってしまった記憶があります。

メロンの栽培は少し難しく(病気になり易いなど)、家庭菜園では中級くらいのレベルと言われています。
何年経っても初級のまま一向に上達しない私には無理かもしれないと思いながらも、家内が甘いメロンを食べたいと言うのでダメもとで再度挑戦してみました。

甘いメロンを作るために、また失敗をしないために今回はいろいろとネットで下調べをしました。
甘い果実を作るためには肥料として魚粉を使うのが良いと書いてあったので初めてですが魚粉を使いました。(出典は後述)
また、小玉スイカの空中栽培を2年前に実施しており、メロンの肥料の施し方などは基本的にはスイカと同じで良いみたいなので一つの畝でスイカとメロンの株を少し離して植えることにしました。

一緒に植えたスイカも甘かったので良かったらこちらの記事も読んでください。
有機肥料(魚粉など)を使って超甘いスイカを収穫しました。【立体栽培】

2年前に小玉スイカを空中栽培にリベンジ成功した記事も読んでみてください。
狭いスペース(省スペース)で小玉スイカの空中栽培

畑の(植付け)準備

まず、植え付け3週間くらい前に、1.5m×1.2mの長方形の地面に、苦土石灰200gと堆肥5リットル、熔リン50g、菜種油カス200g、そして魚粉100gを撒きよく耕しました。

  元肥を撒いている

 

魚粉には良質な天然アミノ酸が含まれており、果実を甘くしてくれるそうです。今回初めて魚粉を使いました。

魚粉を使うことで果実が甘くなるという情報は、いくつかのサイトで得ましたが、代表でウチダファーム佐倉様の以下の記事を載せておきますので興味のある方は読んでみて見てください。
メロンの栽培方法紹介 ウチダファーム🔗

(着果後にもう一度魚粉を追肥します。また話は違いますが、ミニトマトにもこの魚粉を使いましたがその話は別記事で投稿したいと思います)

  魚粉

 

さらに植付け10日ほど前に、先に耕して作った畝の対角線上に30cmくらいの穴を掘り、ここに完熟堆肥5リットルと8:8:8の化成肥料100gを撒き、底土とよく混ぜて周りの土で埋めました。(後でこの両端にプリンスメロンとスイカの苗を1株ずつ植えます)

  溝を掘り堆肥と化成肥料を埋める

埋め終わったら均して、高さ15cmの畝をたて、これにシルバーマルチを掛けました。
マルチは黒マルチでもよい。
※マルチの効果については当サイトのこの記事を参照ください→マルチシートの地温上昇効果を実地確認

 畝の完成

苗の植付け・保温

いつもお世話になっている近くのJAの苗売り場でプリンスメロンの接ぎ木苗を1本買ってきました。

  プリンスメロンの苗

 

5月2日に、畝の片隅のマルチに植え穴を開け、この植穴に水をたっぷりと入れ、買ってきたプリンスメロンの苗を植えつけました。
植える時は浅植えとします。
風よけと寒さ対策のために透明マルチを使ってビニールテントを被せますが、暖かくなってきたら日中のテント内はかなり暑くなってくるので暑さ対策としてビニールテントの頂上部分に指で穴を開けて熱を逃がします。

 透明マルチを使ったビニールテント

2週間後(5/17)になるとかなり暖かくなってきたのでテントを取り除きました。苗も大きく育ってきています。

蔓(つる)の整枝・誘引

蔓の整枝方法については下図のように、本葉が6枚の時に親づると第1子づるを摘芯をし、第2~第5子づるの4本を伸ばしました。第一子づるは変形果になりやすいので摘心します。

      の子づるを伸ばす

 

そしてそれぞれの子づるの6節目までに出てくる孫蔓を早めに摘芯し、7節目からの孫蔓に付く雌花に受粉させます。低節位だと小玉で扁平な果実になり高節位だと糖度が上がりにくいそうです。

植付け後1ヶ月(6/9)になると下の写真のようになりました。
写真の右側がメロンで、左側は紅小玉スイカです。
畝の対角線の両端に苗を植え、右回りで追いかけるように蔓をネットに誘引していきます。

 

 

下の写真は6/14のものです。6/10には子蔓の7節目の孫蔓に雌花が咲き、既に人工授粉しています。

 孫づるに雌花が咲いて受粉済み

上空から見た様子を図に描いて説明すると次のようになります。
メロンの子蔓を4本伸ばして右回りに、蔓や葉が重ならないように高さを徐々に上げながら誘引していきます。

メロンの畝を上空から見た図

人工授粉

  雌花

これが孫蔓に付いた雌花です。花の付け根には子房という膨らみがあります。

次の写真は子蔓に咲く雄花で、これをもぎ取って花びらを取り除き、おしべの花粉を先ほどの雌花のめしべにすり付けます。

  雄花

子蔓の7節目以降の孫蔓に、次々と雌花が咲き、これを人工受粉させたらほとんどの雌花に着果しました。

7節から11節までの孫蔓に着果させたら葉2枚を残してその先を摘み取り、子づるの12節以降につく孫蔓は葉2枚を付けて摘心します。
また、子蔓は25節辺りで摘心しました。

追肥と水やり

着果したのを確認したら追肥を行いました。
追肥は化成肥料(8:8:8)と魚粉を、長方形の畝のど真ん中と畝の周囲に撒いて軽く土と混ぜました。
ここでも甘いメロン果実を期待して魚粉を使いましたが、施肥量は分からないので適当に100gほど撒きました。

マルチの周囲に追肥しているところ

また水やりについては、着果したら10日目から20日目ごろまでは多めに水をやって実を大きくし、着果後20日ごろから収穫までは水をやる量を控えると甘いメロンが出来るそうなので追肥した場所に水を撒いてやりました。。
水の量は適当ですが気持ち少な目です。

 

次の写真にはたくさんのメロン果実がぶら下がっていますが、4本の子蔓にそれぞれ3個ずつ残して残りは摘果し、合計12個を大きくすることにしました。
収穫する果実の個数についてインターネットなどで調査したところでは、1株に1個から、多いもので10個程度が良いなどといろいろな記事があり、少ないほど甘いものが収穫できるらしい。
今回は甘くするために魚粉を使ったり、水を与える量も控えめにしたりしているので4子蔓に各3個=合計12個を収穫することを目標としました。

果実の付け根を痛めないように紐で吊るしている

収穫

6/10に受粉したものが受粉後35日目になったので、試しに1個の果実を軽く引っ張ってみたら簡単にポロっと取れました。初収穫です。

 メロンの初収穫(葉っぱがつる枯病に罹り始めた)

翌日の朝、吊っていたはずの果実のうち5個が地面に転がっていました。
後で知った話なのですが、プリンスメロンは収穫期になると果実の付け根(ヘタ)が取れやすくなるそうです。
今回果実の付け根の蔓の部分に紐を巻いて果実を吊っていたので果実の重みで果茎の付け根が取れたみたいです。
幸いというか、比較的低い位置に吊っていたので落ちても衝撃が小さかったのか割れた果実はありませんでした。
果実を傷めないためには網の袋などで果実を吊る必要があると思います。(反省点)
また、
この時写真のように、つる枯病がかなり進んでいて葉っぱが枯れそうになっていたが収穫まで放置。

  落ちたメロン、動物対策のネットあり

さらに5日ほど後にも果実が落下し、全部で12個のプリンスメロンを収穫した。

メロンの追熟・試食

プリンスメロンは収穫後しばらく追熟させた方が甘くなるそうです。
底の部分が少し柔らかくなるまで収穫してから数日くらい常温で保存・追熟します。
追熟が必要であることについては下記の小林農園様の記事を参照させて戴きました。
「追熟により、ようやくメロンは”完成”します」🔗

食べる2~3時間くらい前に冷蔵庫で冷やすと美味しく食べられます。
写真はメロンを半分に切ったところですがいい匂いがしています。

1株4蔓で12個も収穫したので甘いかどうか心配でしたが、肥料に魚粉を使ったせいか超甘かったです。
私は糖度計を持っておりませんが、あったら測りたいくらい甘かったです。
味には家内も満足して、来年も作って欲しいと言っていました。

収穫した甘いプリンスメロン

甘いプリンスメロンが収穫できた理由

一般的に甘いメロンを作る場合には1株に2個くらい、多くても5~6個程度の収量と言われています。
今回、1株で12個というたくさんの果実を収穫したのに甘かった原因を考えてみました。
考えられる理由として次の4つくらいです。

肥料に魚粉を使ったから。
天気の良い日が多かったから日照時間が長かったのでしっかり光合成ができた。
空中栽培なので木がほとんど病気にならず葉が元気で光合成をしっかりしてくれたから。
収穫の少し前にはべと病で一部の葉っぱが枯れてきたが、収穫まで何とか間に合った。
水の管理をうまくやったから。(着果して10日後~20日後の間に少し水を与えた程度)

株が元気であることはもちろん必要条件ですが、一番にやはり魚粉の効果ではないでしょうか。

来年も作るかどうかわかりませんが、もし作るとしたら以上の栽培記録を参考にして甘いメロンが出来ることを再確認したいと思います。

※ その他、参考にさせて戴いた記事など
 ホームセンターバローさんのホームページ
 農業しよう!野菜栽培・育て方のホームページ

最後まで読んで戴き有難うございました。